「子どもが薬を嫌がるようになった…どうすればいいのか…」早く病気を治してほしい親は子どもが薬を飲んでくれないとますます不安な気持ちになります。あれやこれやと工夫してどうにか子どもに薬を飲んでもらうことに苦労した経験が多い方もいるでしょう。ここでは、子どもの年齢ごとに特徴的な子どもの薬イヤイヤを説明していきます。少しでも親の苦労を取り除けるとうれしいです。
子どもの年齢ごとに味覚に特徴あり
乳児のころから、私達大人と同じような味覚を持っていると思ったら大間違いです。子どもは年齢を重ねるごとに、徐々に様々な味覚を感じられるようになります。だから、これまで嫌がらずに飲んでいた薬を突然嫌がるようになることもあります。
もちろん個人差はあります。これから出てくる年齢を一つの目安となる年齢として参考にし、自分の子どもが現状、これからの味覚の変化を理解してください。
0歳から2ヶ月くらい
細かい味覚は発達していません。なので、親から与えられたものは基本的に飲みます。苦いと言われている薬であっても、何食わぬ顔飲んでしまうことが多いです。
2ヶ月から4ヶ月くらい
細かい味覚までだいたい感じられるまで発達します。なので、苦い薬を飲ませると、口から吐き出すという行為が目立ち始めます。親が苦労し始める時期かもしれません。しかし、この時期の子どもはまだ記憶力がほとんどないので、無理やり薬を飲ませたとしてもすぐに忘れてしまいます。多少無理やり薬を飲ませたとしても問題ないでしょう。
4ヶ月から10ヶ月くらい
味覚が完全に発達します。記憶力も徐々に発達している時期でもあります。なので、無理やり薬を飲ませると、子どもが薬は嫌いなものと覚えてしまいます。無理やり飲ませるのは控えるようにしましょう。
薬を飲んでほしいことを親の表情から何となく理解するようになります。飲まないと困った顔をするなどして、どうしても薬を飲んでほしいことをアピールしてみましょう。また、この時期は薬を食べ物に混ぜたりするとすんなり薬を飲んでくれることがあります。ぜひ試してみてください。(混ぜる食べ物には注意してください。)
10ヶ月から2歳くらい
ちょっと苦い薬くらいなら飲めるようになっていることもあります。徐々に親の言葉を理解し始めるので、ジェスチャーを交えながら子どもに薬の大切さを教え込むようにしましょう。しかし、いくら子どもに薬の重要性を教えたとしても、すんなり薬を飲んでくれるほど親に協力的ではないでしょう。褒めたりご褒美をあげたりと子どもに薬を飲んでもらう工夫をしましょう。
2歳から3歳くらい
病気を直すために薬を飲まないといけないことを理解します。そして、苦くても頑張って薬を飲もうとする姿勢が見え始める時期です。親はそのような姿勢を邪魔せず、側から見守ったり励ましたりすることで、子どもが自力で薬を飲めるようになるようにしましょう。
まとめ
このように子どもの年齢ごとに薬イヤイヤの特徴は変化します。子どもが薬を嫌がることを一度覚えると、親はその後大変苦労します。薬を飲ませるときの子どもをしっかりと観察し、子どもの年齢にあった対処をするように心がけてください。